慢性の下痢は食事習慣が原因だった。猫の食事の専門獣医師Dr. Piersonインタビュー Vol.5 

我が家の猫“オピー”は、食事習慣が原因でつらい痛みと闘わなければならなくなったかわいそうな子でした。2011年、苦しい治療を乗り越えてやっと元気になりましたが、二度と不適切なドライフードを与えることはないでしょう。

TurkeyBakedToby

【結論】

①過度に加熱加工した、②水分が足りない、③植物性タンパク質の比重が高い、④炭水化物を多く配合したキャットフードは、猫にとってはナンセンス。

適量の水分を含み、低炭水化物で、動物性タンパク質でできた食事と比べると、どんなドライキャットフードも似ても似つかない代物です。ドライフードのパッケージ表示を見ると、多くの原料は猫にはまったく不適切な、商業ベースの産物なのに驚きます。

嘔吐と下痢は、獣医師が診断する中でも、猫に非常によくある問題ですが、その原因が食事、とくにドライフードにあるという点が、あまりにも軽く見落とされて来ました。

2002年12月22日Anne and Dr.Zoranの研究発表を読んで以来、私の猫達の食事はドライフードはやめました。

当時の我が家には、1歳半~10歳まで7匹の猫がいました。全員ドライフード100%で育ち、完全なドライフード中毒だったので、食事の切替えは3ヶ月かかり、すごいフラストレーションでした。2003年3月、ついに猫たちは根負けして、ドライフードはすべて捨てました。そして、ついに、本来の肉食動物の血が騒ぎ、100%缶フードを食べるようになったんです。以前より活力にあふれ、肥満だった猫たちも、すっきりスリムになりました。

もっとも良かったことは、ロビーの下痢がすっかりよくなったことです。

やっと、うちの猫達全員が、水分たっぷりで低炭水化物で、タンパク源が肉(植物性でなく)の食事を食べるようになりほっとしています。それでも、またフラストレーションが・・・。市販のキャットフードの原料の品質と構成(タンパク質、脂肪、炭水化物のカロリー配分)が気に入らなかったからです。

Anneの教えに従って、手作りフードを作ることにしました。正直言って、これでやっと、私の猫が食べる物を自由にコントロールできるようになったのです。結果、ロビーは生まれて初めてしっかりした便をするように!!

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面白いのは、私のホームページで一番人気のページは「キャットフードの作り方」で、二番目に人気があるのが「猫の食事:猫の栄養の基本を知る」です。こんなに多くの方が、自分でキャットフードを作りたい!と思っていることに、とてもびっくりして、嬉しくなっています。

手作りキャットフードと言うと、面倒だなあと思うかもしれませんが、私がどれだけ料理が苦手かを知ったら、すごく簡単なのにびっくりするでしょう。

私が作れるということは、誰でもキャットフードは作れる。

年に4~6回だけ、キッチン(家の中で一番興味がない場所)で2~3時間キャットフード作りをして、冷凍庫に入れます。長いスパンで考えたら、わずかな時間で自分の猫が食べる物を完全にコントロールできます。

このサイトを作った私の目的は、ドライフードを与えるのをやめて、缶フードに切り替えてもらうためです。「市販キャットフード」のページに書いたように、もっとも高いドライフードよりも、一番安い缶フードのほうがはるかにましだと考えます。

こんな具合に、ロビーが慢性の下痢に悩んでいたことでAnneとつながり、ロビーに与える食事を真剣に考えるようになりました。そして、猫が大好きで、なんとか健康にしてやりたいと食事療法を研究することで、catinfo.orgができました。

時間の許す限り、新しい情報を掲載していきます。よく、なぜ本を書かないのか?と聞かれますが、理由は、学ぶことは常にあり、本で出版すると更新ができない、ウエブサイトなら常に新しく更新できるからです。

皆様の知識への探求のおかげで、私のホームページは人気になり、毎年、200万人以上の方が来訪しています。サイトを常に最新に更新するのは時間がかかる作業ですが、時間の許す限りがんばります。

このサイトで、皆さんの猫に有効な答えが見つかれば、その猫はとても幸せです。愛猫のクオリティ・オブ・ライフと健康で長生きできることをお祈りします。

 Dr.Pierson and Robbie