なぜ、アレルギーと診断された犬の多くが、誤診なのか by Dr.Peter Dobias DVM

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この記事を書くきっかけとなった日、たまたま愛犬スカイを連れて海岸に走りに行っていました。書き始める前に、頭を一度すっきりさせて集中したいと思ったもので。

海岸に着いてすぐ、一人の女性が私のところにやって来て、スカイを見ながら「ヘレンと言うものですが、実は私もボーダーコリーを飼ってるんだけど、皮膚にひどいアレルギーがあって、連れてこれなくて」と言うのです。

ヘレンの犬はナナと言って、背中から腰にかけて発疹があるらしいことがわかりました。ステロイドを処方されていましたが、ステロイドは、深刻な副作用を起こし寿命を縮める原因になることがよくあります。ヘレンは獣医に他に治療法はないと言われて悩んでいました。

彼女の話を聞くにつれ、ナナは薬物を使わないで治る方法がある、ということを言わずにいられなくなりました。

そばにいたスカイは、同感だよという顔をして「パパ、いいよ。この子、助けて欲しがってるし、僕待ってるからさ」と言っているようでした。

予想通り、ヘレンは、「アレルギーと診断された犬の多くは、実は誤診なんですよ。」と言うと、びっくりしていました。

この記事は、体全体ではなく、局部的な皮膚の問題に焦点を置いて書いています。局部的な問題の良い例を挙げると、首、背中、わきの下、足の裏の皮膚の発疹です。私の診療経験では、本当のアレルギーは全身に出るもので、通常、局部的な場所に出るものではありません。

では、このような局部的な皮膚障害の原因は何なのか、また、なぜ体の他のところは問題がないのでしょうか?

体のシグナルを聞く

何年も前、「皮膚アレルギー」だという犬のほとんどが、特定のパターンの皮膚障害があることに気づきました。また、背中や筋肉に障害や痙攣があることもわかりました。

これらの点を結んでいくと、明らかになったのは、皮膚障害や発疹の場所と、痛みや傷のある背中は、エネルギーと神経経路を通じて繋がっているということでした。その他のケースでは、皮膚障害の場所は、部分的に筋肉が捻挫している上、たとえば、足のちょうど上に現れていました。

これを確認するために、私は可動性のサプリメントやホメオパシーを利用して、背中や筋肉の障害の治療を始めたのです。そして、カイロプラクティック、物理療法も注意深く取れ入れました。

結果、多くの患者がすぐに回復したのはすごいことでした。あれから何年も経ち、私のところに皮膚の問題で来院する患畜(犬・猫)は非常に少なくなりました。その大きな理由は、私は犬の筋骨格に非常に注意をして治療をしているからです。これは、健康な皮膚だけでなく、体全体に影響するからです。

もちろん例外はいくつかあって、クッシング症候群、甲状腺機能低下症などはそうです。中には、稀に本当のアレルギーもあります。これらは、別の処置をする必要があります。